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アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『トロピカル・マラディ』(2004)
そのシナリオが、日本語・英語で書籍化!
輸入記念で文化の日に上映!

2019年11月3日(日)、4日(月・祝)、東京都写真美術館ホール

Courtesy of Kick the Machine Films

『トロピカル・マラディ』シナリオ本輸入記念 

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督2+1

 

11 月3 日(日)

13:30〜 『A.W.アピチャッポンの素顔』上映(47 分)

15:00〜 『ブリスフリー・ユアーズ』上映(126分)

17:30〜 『トロピカル・マラディ』上映(118 分)トーク付

19:30〜 宮台真司(社会学者)トーク(60分)     

◎各上映10分前に開場

11月4日(月・祝)

13:20〜『トロピカル・マラディ』上映(118 分)

15:40〜『ブリスフリー・ユアーズ』上映(126分)

18:30〜『A.W.アピチャッポンの素顔』上映(47 分)

19:40〜『A.W.アピチャッポンの素顔』上映(47 分)

◎各上映10分前に開場

会場:東京都写真美術館ホール(190席)

住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内

 

料金:1,300円均一

◎11/4(月・祝)トーク付上映のみ1.600円均一

前売券:9/21(土)10:00A.M 発売開始

◎前売券は、ライブポケットの電子チケットのみとなります。

◎前売券が座席数に達した場合、当日券は発売いたしません。

ライブポケット(電子チケット)サイト:

11/3(日)前売券:https://t.livepocket.jp/e/tm1103

11/4(月・祝)前売券:https://t.livepocket.jp/e/tm1104

◎1枚のチケットでご鑑賞になれるのは、1作品のみです。
◎2作品をご覧になるには、別々のチケットを2枚が必要となります。
『トロピカル・マラディ』『A.W.アピチャッポンの素顔』の2作品を鑑賞する場合、2枚のチケットをお求めください。

『トロピカル・マラディ』
 

原題:Sud Pralad

2004年/タイ/カラー/35mm /118分/1:1.85/タイ語・日本語字幕

出演:バンロップ・ロームノーイ、サクダー・ケーオブアディ

 

協力:Kick the Machine Films

フィルム提供:一般社団法人コミュニティシネマセンター

「カンヌ映画祭」審査員賞、「東京フィルメックス」最優秀作品賞、

「サンパウロ映画祭」批評家賞、

「カイエ・デュ・シネマ」2004年ベスト1

前半と後半の二部構成。

中島敦の小説「山月記」の引用が冒頭に入る。
陸軍兵士のケン。田舎の好青年、トン。
ゲイのふたりは惹かれ合い、村のあちこちでデートを重ねる。

これというストーリーもないまま、
タイの田舎と男子らの日常を追うカメラ。

後半になり、場面転換。
森というより、むしろジャングルの中、
人が虎に変容したようだ。

暗闇に目を光らせる虎は、愛した男なのか?

『ブリスフリー・ユアーズ』
 

原題:Sud Sanaeha

2002年/タイ/カラー/35mm /126分/1:1.66/タイ語・日本語字幕

出演:カノクポーン・トングラム、ミン・オー、ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー

 

協力:Kick the Machine Films

フィルム提供:一般社団法人コミュニティシネマセンター

 

「カンヌ映画祭」ある視点賞、「東京フィルメックス」最優秀作品賞

 

ミャンマーからタイに来た不法労働者のミン。

その彼女、ルンと一緒に森の中に入ってゆく。

 

同じ頃、不倫相手の男と森にいた中年のオーン。

彼女が男を探すうち、森の中でミンとルンに出会ってしまう。

 

森の中でひとときを過ごした3人は、再び街に戻るのか?

『A.W.アピチャッポンの素顔』
 

原題:A.W. A Portrait of Apichatpong Weerasethakul

2018年/カナダ/カラー/ビデオ(ProRes)/47分/16:9/英語・日本語字幕

出演:アピチャッポン・ウィーラセタクン、コナー・ジェサップ

 

英国の女優、ティルダ・スウィントンを主役に抜擢し、
2019年夏に撮影する映画『メモリア』(仮題)を準備するため、
南米・コロンビアに渡ったアピチャッポン・ウィーラセタクン。

彼に密着したのが、カナダ人のコナー・ジェサップだった。
人気ドラマの子役としてデビューして以来、
数々の映画やTVに出演する俳優である。

コナー・ジェサップは、母国では映画通としても知られ、
映画評論家としても活動している。

映画監督・プロデューサー・脚本家としての顔ももつ
コナー・ジェサップが、
友人のアピチャッポン・ウィーラセタクンと
コロンビアを旅しながら語るドキュメンタリーが本作。

2019年7月、日本初公開の後、二度目の上映となる。

​​

アピチャッポン・ウィーラセタクン

1970年バンコク生まれ。

タイの東北部、イーサン地方の中でも、北側に位置するコーンケンで育つ。両親はともに医者で、子供の頃は父の診療所が遊び場だった。当時の楽しみは、街の映画館に行くこと。

地元のコーンケン大学で建築を専攻し、卒業後は建築士として働く。次第に映画への情熱が強まり、24歳の時にシカゴ美術館附属シカゴ美術学校(School of the Art Institute of Chicago)に留学。アッバス・キアロスタミ、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンらによる各国の映画に惹かれる。

 

一方でジョナス・メカス、マヤ・デレン、レン・ライらの実験的な手法に出会い、商業映画とは別の映画が存在すると知る。そこで、個人的な映画をつくろうと決意。

タイに帰国後の1999年、自由な映画づくりを目指して、制作プロダクションを設立。キック・ザ・マシーン・フィルムズと名付けた。2000年に初の長編映画『真昼の不思議な物体』完成。

2002年『ブリスフリー・ユアーズ』が「カンヌ映画祭」ある視点賞を受賞。2004年『トロピカル・マラディ』が「カンヌ映画祭」コンペティション部門で審査員賞。2010年には『ブンミおじさんの森』が「カンヌ映画祭」でタイ映画史上初のパルムドール(最高賞)受賞を果たす。

現代アートの領域でも世界的に活躍。

映画『ブンミおじさんの森』(2010)と同一プロジェクトとして制作した映像インスタレーション「プリミティブ」(2009)は、ドイツ・ミュンヘンのハウス・デア・クンストを皮切りに、パリ市近代美術館、N.Yのニューミュージアムでも展示。

個人的にパートナーだった写真家・美術家、チャイ シリと協働で、2012年「ドクメンタ13」に出展、2013年には「シャルジャ・ビエンナーレ」で金賞(最高賞)を受賞している。

2015年に初の舞台作品として上映パフォーマンス「フィーバー・ルーム」を演出。今なお、世界各地で上演がつづく。

 

2016年にチェンマイに開館したMIIAM現代美術館で、タイでは初となる個展を開催。

日本においては、2008年スカイ・ザ・バスハウス(東京)で初個展。東京都現代美術館「東京アートミーティング トランスフォーメーション」展(2010)、「ヨコハマトリエンナーレ」(2011)、「さいたまトリエンナーレ2016」など大規模グループ展への出品多数。

2013年「福岡アジア文化賞」受賞。

 

2016年には東京都写真美術館の総合開館20周年記念で個展「亡霊たち」を開催。2017年ワタリウム美術館「坂本龍一|設置音楽展」で、坂本龍一とのコラボレーション映像を出品。​今までの映画やアートで使用した音をコンピレーションアルバム「Metaphors」で発表し、坂本龍一のコメントが掲載されている。

 

2018年に久門剛史とのコラボレーション作品を森美術館で発表。2019年には同作が「ベネチア・ビエンナーレ」に招待。

2019年9月タイの出版社より英語と日本語のバイリンガルで

監督作『トロピカル・マラディ』のシナリオ本が発刊。

 

それを記念して、東京都写真美術館ホールにて、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『トロピカル・マラディ』と『ブリスフリー・ユアーズ』、さらには彼にカナダの俳優・映画監督、コナー・ジェサップが密着した『A.W. アピチャッポンの素顔』を再映する。

​「アピチャッポン・ウィーラセタクン監督2+1」

アートと映画の両分野で活躍する

タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン。

 

2016年に東京都写真美術館で開催された

個展「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」も

記憶に新しいところ。

 

今年8月より、

アピチャッポンは南米コロンビアで

監督作『メモリア(仮題)』を撮影中。

 

さかのぼること2年、

2017年に現地で撮影の準備をする彼を

カメラにおさめたカナダ人がいた。

 

俳優にして、映画監督のコナー・ジェサップである。

 

ジェサップが監督として、

アピチャッポンに密着したドキュメンタリーが

『A.W.アピチャッポンの素顔』である。

 

今年7月、東京都写真美術館ホールにおいて日本初公開。

 

見逃した人々から再映の問い合わせが、多く届く。

期待に応えるべく、再び上映へ。

 

折しも、2019年はアピチャッポン監督の

『トロピカル・マラディ』のシナリオが、

タイで書籍化される。

 

人が虎になるという中島敦の小説「山月記」を引用した同作は、

2004年「カンヌ映画祭」審査員賞を受賞。

 

権利上の理由から、日本での上映機会は限られていたが、

ファンの熱い要望を受け、

やはり7月に東京都写真美術館ホールで再映した。

 

すると、2日間の公開ともほぼ満席。

当時、未発売だったシナリオ本の輸入が後に決まり、

東京都写真美術館ミュージアムショップ、

NADiff BAITENでの取り扱いと相成った。

 

そのシナリオ販売にあわせ、

東京都写真美術館ホールにて再上映へ!

 

加えて、配給会社が付いてないため、

日本では『トロピカル・マラディ』よりも上映が稀な

アピチャッポン監督『ブリスフリー・ユアーズ』も久々の上映へ。

 

今や「カンヌ映画祭」の常連なアピチャッポン監督が、

初めてカンヌに正式招待された同作。

 

森を描くアピチャッポン監督作の原点ともいえる作品を、

この機に東京都写真美術館ホールで2日間に渡り上映する。