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マシュー・バーニー 『クレマスター』シリーズ 全5部作【完成年順】 

同志社大学 寒梅館 ハーディーホール(850席)ノンストップ上映!

CREMASTER3  © 2002 Matthew Barney, Photo Chris Winget,

Courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels

CREMASTER3  © 2002 Matthew Barney, Photo Chris Winget,

Courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels

 

マシュー・バーニー『クレマスター』

シリーズ 全5部作【完成年順】 

同志社大学 寒梅館ハーディーホール 一挙上映

【日程】2017年12月8日(金)

【会場】同志社大学 寒梅館ハーディーホール(850席)
    〒602-8580 京都市上京区烏丸通上立売下ル御所八幡町103 

◎地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩1分

◎京阪電車「出町柳」駅から徒歩20分

◎バス「烏丸今出川」から徒歩3分

アクセスマップは、こちら

【進行】12 月 8 日(金)

12:30 開場


13:00 『クレマスター4』(42分16秒)
13:42 入替/休憩

 

13:55 『クレマスター1』(40分30秒)
14:35 入替/休憩

 

14:50 『クレマスター5』(54分30秒)
15:44 入替/休憩

 

16:00 『クレマスター2』(79分00秒)
17:19 入替/休憩

 

17:40 『クレマスター3』(182分=前半:1時間32分02秒+後半:1時間28分58秒、前後半の間に15分の休憩)
 

20:57 終映

*完成順の上映となります。番号順の上映ではありません。

主催者サイト(同志社大学 D-live):

http://d-live.info/program/movie/index.php?c=program_view&pk=1507274065

【料金】全席自由/当日精算

全5部作 通し券:6,500円

『クレマスター4』1回券:1,000円

『クレマスター1』1回券:1,000円

『クレマスター5』1回券:1,000円
『クレマスター2』1回券:1,600円
『クレマスター3』1回券:1,900円


【同志社大学 学生・教職員の招待券】

◎11/6(月)9:00A.Mより、今出川校地学生支援課窓口にて配布
◎先着順・なくなり次第終了(各回50枚ずつ)

◎1人1枚まで(学生証・教職員証)をお持ちください

【上映作品】

『クレマスター4』

1994年/アメリカ/カラー/35mm /42分16秒/1:1.37/ドルビーSR

出演:マシュー・バーニー

グレートブリテン島とアイルランド島の間に浮かぶマン島。公道を使って行われるオートバイの「TTレース」で有名な小島だ。ライダーの聖地と化したその地で、レースを再現するのかと思いきや、ブルーとイエローのサイドカーそれぞれ逆方向に走り出してしまう。

​桟橋の上には白い家。その中には未熟なラクトンが白服でタップダンスをしている。成人の証となる角は、まだ生えていない。突然、床が抜ける。桟橋の下に落ちて、ネバネバの隘路に陥ると…。​カルティエ財団と共同制作した記念すべきシリーズ第一作。


『クレマスター1』

1995年/アメリカ/カラー/35mm /40分30秒/1:1.37/ドルビーSR

出演:マーティー・ドミネーション

マシュー・バーニー生誕の地、アイダホ州ボイシ。学生時代、アメフト選手だった作家の想いか?ロケ地は、アメフト用のブロンゴ・スタジアム。青いコートでは、ラインダンサーがマスゲームを繰り広げている。

上空にはグッドイヤーが広告で使う飛行船「ブリンプ」が2つ浮かぶ。その片方の中には巨大な女性。彼女の名も「グッドイヤー」だ。憂鬱そうに過ごす彼女が、徐々に形づくるものは…。

バズビー・バークレーのミュージカル大作にオマージュを捧げたハリウッド・ミュージカル風の短編作品。エアホステスの衣装は、アイザック・ミズラヒのデザイン。

『クレマスター5』

1997年/アメリカ/カラー/35mm/54分30秒/1:1.85/ドルビーSR

出演:マシュー・バーニー(1人3役)、ウルスラ・アンドレス(『007ドクター・ノオ』)

ハンガリーの首都、ブダペスト。脱出の名人と呼ばれたハリー・フーディーニの故郷である。

ネオ・ルネッサンス様式のオペラ座では「鎖の女王」が双子の姉妹に連れ添われ、ボックス席に鎮座する。演じるのは、映画『007』のボンドガール、ウルスラ・アンドレス。彼女が奇術師へ想いを歌い出すと、ピンクの衣装を付けたディーヴァが舞台の額縁を登り始めた。

「鎖の女王」の近くにいた白いジャコバン鳩が飛び立った。そこは両性具有の妖精が戯れる別世界。その時、屋外では奇術師が、まさに橋から飛び降りようとしていた。白い手錠をかけられ、川の中で脱出を試みるのか?ブダペスト交響楽団が実際に演奏するオペラ映画風の作品

『クレマスター2』

1999年/アメリカ/カラー/35mm /79分00秒/1:1.66/ドルビーSR

出演:マシュー・バーニー、ノーマン・メイラー(小説家)

ロッキー山脈、氷河、塩湖(ソルトレイク)が、物語の目撃者となる。

ユタ州の小さな街では、大多数がモルモン教徒。そこにマシュー・バーニー演じるゲイリー・ギルモアが登場。仮出所の彼は、自分と同じ1966年型マスタングに乗るガールフレンドとドライブ中、立ち寄ったガソリンスタンドで店員の頭を銃で撃ち抜いてしまう。

そんな死刑囚を、実際に小説で書き「ピューリツァー賞」を受賞したノーマン・メイラーが出演。脱出の名人との異名をとったハリー・フーディーニを演じている。作家がゴシックホラーと呼ぶ本作は、カントリー・ミュージックが流れ、女王蜂を取り巻く蜂の生態も描いている。

『クレマスター3』

2002年/アメリカ/カラー/35mm /182分(途中15分の休憩)

前半:1時間32分02秒+後半:1時間28分58秒/1:1.66/ SRD

出演:マシュー・バーニー、リチャード・セラ(彫刻家)、エミー・マランス(モデル・アスリート)

ニューヨーク、マンハッタンが舞台。二部構成で、前半はクライスラー・ビルで展開。フリーメイソンの見習いが、一人前になろうと高みを目指す。エレベーターシャフトをよじ登るのだ。

休憩をはさみ、後半はグッゲンハイム美術館へと場面転換。フランク・ロイド・ライト設計のロタンダをいかしたパフォーマンスが繰り広げられる。『クレマスター』全作のイメージカラーで彩られる中、マシュー・バーニーが壁面をクライミング。頂点では美術家のリチャード・セラが待ち受けている。途中、豹に姿を変えたアスリートのエミー・マランスと対峙するが…。

ケルト神話がオープニングとエンディングをはさむサンドイッチ構造の超大作。

​マシュー・バーニー
『クレマスター3』撮影現場に密着
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『クレマスター』サイクル予告編(3分)

マシュー・バーニー『クレマスター』

米国の美術家、マシュー・バーニーによるフィルム作品が『クレマスター』である。マシュー・バーニーが自ら制作・監督・一部出演する全5本のシリーズだ。

1990年代前半、マシュー・バーニーは自分のパフォーマンスや立体作品をビデオで記録していた。そこでビデオ編集の利点に気づく。

カットでシーンをつなげば、実際に身体を使うパフォーマンスでは不可能な動きも表現できてしまうのだ。例えば、変身のような…。

架空のキャラクターに変貌した人体をフィルム上に描く。そんな意図も重なり、自作の記録ビデオを発展させたのが『クレマスター』といえよう。

『クレマスター』は全5部作となるが、作品番号と制作順は一致しない。最初に発表したのが『クレマスター4』で、最後が『クレマスター3』という具合だ。その謎は、今も明かされていない。

もはや伝説的ながら、最終作の『クレマスター3』が完成する2002年まで、上映が1都市2作品まで(各1回上映)と厳格に管理されていた。

そのため、話題沸騰のわりには実際に鑑賞した人は少なく、上映をめぐる悲喜劇が都市伝説のごとく語り継がれたのも事実である。

シリーズ全作の完成を機にグッゲンハイム美術館が「マシュー・バーニー:クレマスター・サイクル」と題した国際巡回展を企画。

その個展タイトルをフィルム作品にも転用して、全5部作のことを『クレマスター』サイクルとも呼ぶようになった。

そもそも”クレマスター”とは、睾丸につながる腱をつつみ、温度によって伸びたり縮んだりする筋肉のこと。母体内の胎児が未分化で性別が確定する前に形成され、卵巣と陰嚢の間に存在。

 

そんな曖昧さが作品の中身に通じる点から、タイトルに採用されたわけだ。

医学、スポーツ、アートの知識・経験があるマシュー・バーニーらしく、『クレマスター』シリーズは重層的である。シリーズは全体を通じて、ひとつの世界観をつくりあげている。

同時に各作品は一話完結。作品ごとに、ひとつの都市が舞台に選ばれ、想像上のキャラクターが登場する。

不条理かつ意味深な物語、見た目のファッション性などが、デヴィッド・リンチやデヴィッド・クローネンバーグの映画と比較されることも多かった。

『クレマスター』シリーズの各作は、ほとんどセリフがない。そこも観る側の謎解きを誘発する仕掛けなのかも知れない。

公式サイト(英語):http://cremaster.net/

全作とも

脚本・監督:マシュー・バーニー
制作:バーバラ・グラッドストーン、マシュー・バーニー
音楽:ジョナサン・ベプラー

主催:ヴュッター公園同志社大学今出川校地学生支援課

共催:トモ・スズキ・ジャパン

​協力:Japan Society (New York)

​後援:アメリカ大使館

『クレマスター4』のみ

製作:アートエンジェル、カルティエ財団、バーバラ・グラッドストーン

制作:マシュー・バーニー、ジェームズ・リングウッド

CREMASTER2 © 1999 Matthew Barney, Photo Michael James O’Brien,

Courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels

『クレマスター1』基本情報・あらすじ
『クレマスター2』基本情報・あらすじ
『クレマスター3』基本情報・あらすじ
『クレマスター4』基本情報・あらすじ
『クレマスター5』基本情報・あらすじ
​マシュー・バーニー『クレマスター』シリーズ
2017年ー2018年 日本上映
11/12(日)     青森県立美術館シアター(220席)
 
11/18(土)     金沢21世紀美術館シアター21(110席)
11/25(土)-26(日)東京都写真美術館ホール(190席)
12/8(金)     同志社大学 寒梅館ハーディーホール(850席)
 
3/3(土)       山口情報芸術センター(YCAM)スタジオA 

Matthew Barney and Jonathan Bepler RIVER OF FUNDAMENT: BA, 2014 Production Still
Photo: Hugo Glendinning

© Matthew Barney, Courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels.