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2016年12月13日(火)〜2017年1月29日(日)

東京都写真美術館で「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展が開催されました。

タイの映画監督・美術家、アピチャッポン・ウィーラセタクンの個展でした。

日本の公立美術館が初めて、アピチャッポンの個展を開いたのです。

東京都写真美術館が同年度に収蔵したアピチャッポンの写真やビデオに加え、作家本人に所有権がある作品も各所から集めて展示しています

美術館、作家、外国の外注先、日本のギャラリー、展示施工業者、私たちがチームとなり、担当学芸員の企画意図を具現化した展覧会でした。

そんなアピチャッポン展には、ガラスに映る映像がありました。

天井から大判の板ガラスを吊り下げ、その背面よりプロジェクターでビデオを投映したのです

タイトルを「Fireworks(Archives)」という、6分40秒の映像作品。

タイ・ノンカイ近郊の寺院で花火をして、その閃光で庭の石像が見え隠れする映像でした。

作品自体は、過去にも東京・SCAI THE BATHHOUSEで発表していました。ただ、当時はギャラリーの白壁に投映。

重量が200kgを超えるガラス板をぶら下げるプランとは違いました。

東京都写真美術館で、作家はガラス板に固執。

かつて、別会場で使ったことがあるアクリル板、農業用ビニールハウスの素材は避けたい、と主張していました。

曰く、花火のパチパチした光を最も美しく映すのがガラス板。

また、透明なガラスを通した映像が床や壁に映り込むのが、今回のインスタレーションにおけるポイントとも言います。

反面、美術館はガラス板をあきらめかけていました。

理由は2つ。コネとカネ。

美術館や展示業者が、どこに尋ねても相手にされません。

見積書はおろか、返信すらない状態でした。

それも、そのはず。

日本の板ガラスは、寡占市場です。

3大メーカーが市場シェアの大半を占めていて、メーカーから卸業者を何層も経て小売されています。

建築業界の外にいる美術館が、いきなり製造を打診しても後回しでしょう。

しかも、建築素材ではなく、展覧会場での使用が目的でした。

幅4メートルもの1枚ガラスを天井から吊る、と聞けば、二の足を踏むのも当然だったのかも知れません。

仮に上手く話がついても、ガラスの製造費だけで100万円との見立てでした。

施工も含めると、その倍と関係者が予測していました。

その額は、美術館が想定する予算の10倍でした。

そんな時、トモ・スズキ・ジャパンが活路を開いたのです。

まず、付き合いが深い経営者に相談。

建築資材会社の社長が知り合いとのことで、そこからメーカーに依頼してもらいました。

結果、大手2社が協働。

高品質なガラス板が完成したのです。

配送と設置も頼み、コネの問題は解決。

カネの問題は、見積で650万円だったのを、200万円以下に圧縮。

製造や設置に関して細かな工夫を重ね、粘り強く交渉しました。

さらに、その費用を全額ファンディング。

結局、美術館は金銭的な負担ゼロで、大判ガラスを展示に使えたのでした。

そんな実績もあるトモ・スズキ・ジャパンは、鈴木朋幸(Tomo Suzuki)が社長の会社です。

ニューヨーク大学(N.Y.U)でアートを学び、豪・ボンド大学院(Bond-BBT MBA)で経営学修士を取得した社長は経験豊富。

N.Yの非営利団体と商業ギャラリーに勤務後、水戸芸術館(館長:小澤征爾 理事長:森英恵)の職員もつとめました。

独立後、フリーランスを経て起業。

アピチャッポン・ウィーラセタクン、マシュー・バーニー、ビョークらの作品にも関与し、世界各地の仲間たちと包括的に連携してきました。

そして、いつしか「アート映画のパイオニア」と呼ばれるに至りました

アートや映画をビジネス化する戦略マネジメントが得意分野です。

アートや映画、文化事業の黒字化などは、お気軽にご相談ください。

​ご相談があった旨、秘密は厳守します。

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