トモ・スズキ・ジャパン(TSJ)は、日本における映画『ニキ・ド・サンファル 美しい獣(ひと)』の権利を2015年に整理しました。
同作は、フランス出身のアーティスト、ニキ・ド・サンファルを追ったドキュメンタリー映画です。ニキ・ド・サンファルが、イタリアで壮大な彫刻庭園「タロット・ガーデン」を建設する姿をとらえています。
監督は、ドイツのペーター・シャモニ。映画の完成は、1995年でした。
日本ではパンドラ(東京都中央区)が配給し、1998年にBOX東中野(当時)で公開しています。当時の上映素材は、日本語字幕付16mmフィルムでした。
2015年になり、国立新美術館(東京都港区)でニキ・ド・サンファル展が開催されます。その関連イベントとして、本作『ニキ・ド・サンファル 美しい獣(ひと)』を上映する案が浮上して、TSJが上映権と上映素材を入手します。
ところが、東京でのニキ・ド・サンファルの個展にて本作の上映は実現せず、権利元となるドイツのプロダクション、SCHAMONI FILM & MEDIEN GmbHに日本での上映用フィルム、宣伝素材、バックアップ用βカム(ビデオ)など一式を送り届ける流れになりました。
ドイツの権利元は、同作を4Kでデジタル・リマスタリングするといいます。2021年8月時点で、まだ未完成らしいのですが、完成し次第、TSJが日本での上映を手がける可能性がございます。
フランスの女性 美術家、元モデル!
ニキ・ド・サン・ファルに迫る貴重なドキュメンタリー 映画『ニキ・ド・サンファル 美しい獣(ひと)』 原題:Niki de Saint Phalle - Wer ist das Monster, Du oder ich? 1995年/93分/ドイツ語(日本語字幕)/上映素材: 16mmプリント 監督:ペーター・シャモニ 出演:ニキ・ド・サンファル
2015年 東京・国立新美術館で個展を開催。
前年には パリ・グラン・パレで回顧展。 そんなアーティスト ニキ・ド・サンファル 。
彼女の生前の記録が、ここにある!
1930年パリで生まれたニキ・ド・サンファル。 幼少の頃、アメリカに移り、1948年にはモデルとして活躍。「ライフ」「ヴォーグ」の表紙を飾る。 結婚後、1950年代より絵画を制作。1960年代になると、絵の具をつめた拳銃でキャンバスを撃つ「射撃絵画」で脚光を浴びる。 1978年よりイタリアで壮大な彫刻庭園「タロット・ガーデン」の建設を開始。そこを舞台に彼女の軌跡をたどるのが、本ドキュメンタリーだ! ガラス、鏡、陶器など…色鮮やかなモザイクで彩られた神話的な彫刻作品が紹介され、過激な中にも豊かな包容力を秘めた稀代のアーティスト、ニキ・ド・サンファルの人間像が、ここに浮かび上がる!
映画『ニキ・ド・サンファル 美しい獣(ひと)』 原題:Niki de Saint Phalle - Wer ist das Monster, Du oder ich? 1995年/93分/ドイツ語(日本語字幕)/上映素材: 16mmプリント 監督:ペーター・シャモニ 出演:ニキ・ド・サンファル
お問合せ:mail@tomosuzuki.com
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