【上映終了】アピチャッポン・ウィーラセタクン監督 密着ドキュメンタリー!新作『MEMORIA(メモリア)』構想の旅にカナダの俳優が同行、2019年アンコール上映


タイの映画監督・美術家、アピチャッポン・ウィーラセタクンに密着取材!

アピチャッポンの友人でもある…カナダの俳優・映画監督、コナー・ジェサップが見たアピチャッポンの姿。

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督が新作『MEMORIA(メモリア)』のプリプロダクションで南米、コロンビアを旅した。

そこに友人にして、俳優・映画監督のコナー・ジェサップ密着!

コナー・ジェサップ監督

『A.W. アピチャッポンの素顔』

原題:A.W. A Portrait of Apichatpong Weerasethakul

2018年/カラー/47分/英語(日本語字幕)

監督:コナー・ジェサップ

制作:アシュレイ・シールズ=ミュラー

​出演:アピチャッポン・ウィーラセタクン、コナー・ジェサップ



英語版予告編(上映は日本語字幕アリ)

Criterion Collection. (2018). Meet the Filmmakers Trailer: Apichatpong Weerasethakul


アートと映画の両分野で活躍するタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン。


2016年に東京都写真美術館で開催された個展「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」も記憶に新しいところ。


今年8月より、アピチャッポンは南米コロンビアで監督作『メモリア(仮題)』を撮影中。遡ること2年、2017年に現地で撮影の準備をする彼をカメラにおさめたカナダ人がいた。俳優にして、映画監督のコナー・ジェサップである。


ジェサップが監督として、アピチャッポンに密着したドキュメンタリーが『A.W.アピチャッポンの素顔』になる。今年7月、東京都写真美術館ホールにおいて日本初公開。見逃した人々から追加上映を求める声が多くあがり、再び限定公開へ。


折しも、2019年はアピチャッポン監督の名作『トロピカル・マラディ』のシナリオが、タイで書籍化された。人が虎になるという中島敦の小説「山月記」を引用した同作は、2004年「カンヌ映画祭」審査員賞を受賞。権利上の理由から、日本での上映機会は限られていたが、ファンの熱い要望を受け、再び東京都写真美術館ホールで公開!


加えて、配給会社が付いてないため、日本では『トロピカル・マラディ』よりも上映が稀なのが、『ブリスフリー・ユアーズ』だ。今や「カンヌ映画祭」の常連なアピチャッポン監督が、初めてカンヌに正式招待された同作。森を描くアピチャッポン監督作の原点ともいえる作品を、この機に東京都写真美術館ホールで2日間に渡り上映する。

『トロピカル・マラディ』シナリオ本輸入記念

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督2+1


2019年11 月3 日(日)

13:30〜 『A.W.アピチャッポンの素顔』上映(47 分)

15:00〜 『ブリスフリー・ユアーズ』上映(126 分)

17:30〜 『トロピカル・マラディ』上映(118分)

終映後、宮台真司(社会学者)トーク(60分)

2019年11 月4日(月・祝)

13:20〜 『トロピカル・マラディ』上映(118 分)

15:40〜 『ブリスフリー・ユアーズ』上映(126分)

18:30〜 『A.W.アピチャッポンの素顔』上映(47 分)

19:40〜 『A.W.アピチャッポンの素顔』上映(47 分)

会場:東京都写真美術館ホール

住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内


東京都写真美術館のHP:

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-3635.html


料金:1,300円均一(トーク付の回のみ1,600円均一)

前売券:9/21(土)9:00A.M 発売開始

◎前売券は、ライブポケットの電子チケットのみとなります。

◎前売券が座席数に達した場合、当日券は発売いたしません。

ライブポケット(電子チケット)サイト:

11/3(日)前売券:https://t.livepocket.jp/e/tm1103

11/4(月・祝)前売券:https://t.livepocket.jp/e/tm1104

◎1枚のチケットでご鑑賞になれるのは、1作品のみです。 ◎2作品をご覧になるには、別々のチケットを2枚が必要となります。 『トロピカル・マラディ』『A.W.アピチャッポンの素顔』の2作品を鑑賞する場合、2枚のチケットをお求めください。


Courtesy of Kick the Machine Films


アピチャッポン・ウィーラセタクン

1970年バンコク生まれ。

タイの東北部、イーサン地方の中でも、北側に位置するコーンケンで育つ。両親はともに医者で、子供の頃は父の診療所が遊び場だった。当時の楽しみは、街の映画館に行くこと。

地元のコーンケン大学で建築を専攻し、卒業後は建築士として働く。次第に映画への情熱が強まり、24歳の時にシカゴ美術館附属シカゴ美術学校(School of the Art Institute of Chicago)に留学。アッバス・キアロスタミ、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンらによる各国の映画に惹かれる。

一方でジョナス・メカス、マヤ・デレン、レン・ライらの実験的な手法に出会い、商業映画とは別の映画が存在すると知る。そこで、個人的な映画をつくろうと決意。

タイに帰国後の1999年、自由な映画づくりを目指して、制作プロダクションを設立。キック・ザ・マシーン・フィルムズと名付けた。2000年に初の長編映画『真昼の不思議な物体』完成。

2002年『ブリスフリー・ユアーズ』が「カンヌ映画祭」ある視点賞を受賞。2004年『トロピカル・マラディ』が「カンヌ映画祭」コンペティション部門で審査員賞。2010年には『ブンミおじさんの森』が「カンヌ映画祭」でタイ映画史上初のパルムドール(最高賞)受賞を果たす。

現代アートの領域でも世界的に活躍。

映画『ブンミおじさんの森』(2010)と同一プロジェクトとして制作した映像インスタレーション「プリミティブ」(2009)は、ドイツ・ミュンヘンのハウス・デア・クンストを皮切りに、パリ市近代美術館、N.Yのニューミュージアムでも展示。

​​

個人的にパートナーだった写真家・美術家、チャイ シリと協働で、2012年「ドクメンタ13」に出展、2013年には「シャルジャ・ビエンナーレ」で金賞(最高賞)を受賞している。

2015年に初の舞台作品として上映パフォーマンス「フィーバー・ルーム」を演出。今なお、世界各地で上演がつづく。

2016年にチェンマイに開館したMIIAM現代美術館で、タイでは初となる個展を開催。

​​

日本においては、2008年スカイ・ザ・バスハウス(東京)で初個展。東京都現代美術館「東京アートミーティング トランスフォーメーション」展(2010)、「ヨコハマトリエンナーレ」(2011)、「さいたまトリエンナーレ2016」など大規模グループ展への出品多数。

2013年「福岡アジア文化賞」受賞。

2016年には東京都写真美術館の総合開館20周年記念で個展「亡霊たち」を開催。2017年ワタリウム美術館「坂本龍一|設置音楽展」で、坂本龍一とのコラボレーション映像を出品。​今までの映画やアートで使用した音をコンピレーションアルバム「Metaphors」で発表し、坂本龍一のコメントが掲載されている。2018年に久門剛史とのコラボレーション作品を森美術館で発表。