【特別先行上映】「YCAM 爆音映画祭 2017」オープニング作品
米国の美術家、マシュー・バーニー。
伝説的フィルム作品『クレマスター』サイクル全5部作のうち、3作品で音楽を担当したジョナサン・べプラーと、またもや協働!6時間の映像オペラを完成させた。
ピューリッツァー賞を2度も受賞した米国の作家、ノーマン・メイラー(1923 ー 2007)の小説を下敷きに、彼の死後再生や転生と古代エジプト神話が交錯する物語だ。
全3幕で構成し、2回の休憩をはさみ、6時間に及ぶ…この映像オペラ『RIVER OF FUNDAMENT(リバー・オブ・ファンダメント)』は、山口情報芸術センター(YCAM)で開催された「YCAM 爆音映画祭 2017」オープニング作品として 特別先行上映する!
Matthew Barney and Jonathan Bepler RIVER OF FUNDAMENT: BA, 2014 Production Still Photo: Hugo Glendinning
© Matthew Barney, Courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels.
マシュー・バーニー&ジョナサン・べプラー 6時間の映像オペラ 『RIVER OF FUNDAMENT(リバー・オブ・ファンダメント)』
特別先行上映
「YCAM 爆音映画祭 2017」オープニング作品
【日時】2017年8月24日(木)13:30~(13:00開場)途中2回休憩
【進行】
13:30~15:25 第1幕(1時間55分) 15:25~15:45 休憩 15:45~17:33 第2幕(1時間48分) 17:33~17:55 休憩 17:55~19:30 第3幕(1時間35分)
【会場】山口情報芸術センター(YCAM)スタジオA
【住所】 753-0075 山口県山口市中園町7-7 【アクセス】 http://www.ycam.jp
【飲食禁止】場内での飲食は固く禁じられています。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、会場外のロビー空間での飲食は可能です。
【料金】全席指定 限定300席
【前売券】一般:5,500円 any会員・25歳以下・特別割引:5,000円 【当日券】一般:6,000円 any会員・25歳以下・特別割引:5,500円
◎前売券で定員に達した場合は、当日券の販売はございません。
【協賛】ウェルカムドリンクを無料提供!
山口県の銘酒、獺祭のスパークリング(日本酒の発泡飲料)、及び、コカ・コーラ系列のソフトドリンクをお好きなだけ何杯でも無料で提供します。
8分間の予告編
INTLFilmCircuit. (2015). RIVER OF FUNDAMENT Official Trailer (2015)
マシュー・バーニー&ジョナサン・ベプラー
6時間の映像オペラ『RIVER OF FUNDAMENT(リバー・オブ・ファンダメント)』
2014年/アメリカ/358分(途中20分の休憩2回)/DCP/7.1ch
第1幕 1時間55分
休憩 20分
第2幕 1時間48分
休憩 20分
第3幕 1時間35分(1時間23分よりエンドロール)
制作・監督:マシュー・バーニー
音楽:ジョナサン・ペプラー
提供:トモ・スズキ・ジャパン
協賛:獺祭、コカ・コーラボトラーズジャパン
協力:Japan Society(New York)、Angie Naoko
後援:アメリカ大使館
RIVER OF FUNDAMENT - A film by Matthew Barney and Jonathan Bepler, produced by Matthew Barney and Laurenz Foundation
3分間の予告編
INTLFilmCircuit. (2015). RIVER OF FUNDAMENT Official Trailer (2015)
米国の美術家、マシュー・バーニー。
1994年からの8年間、断続的に発表したフィルム作品が『クレマスター』シリーズ(1994-2002)である。のちに『クレマスター』サイクルと命名された同シリーズは、いまなお伝説となっている。
その『クレマスター』サイクルの多くでサントラを担当してるのが、米国出身の音楽家、ジョナサン・べプラーだ。
またもや両名がコラボしたのが、スクリーンで魅せるオペラ『RIVER OF FUNDAMENT(リバー・オブ・ファンダメント)』にほかならない。
ピューリッツァー賞を2度も受賞した米国の作家、ノーマン・メイラー(1923 ー 2007)の小説を下敷きに、彼の死後再生や転生と古代エジプト神話が交錯する物語は、全3幕で構成。2回の休憩をはさみ、6時間に及ぶ映像オペラに仕立られた。
そんな規格外の作品は、2017年に山口情報芸術センター(YCAM)で日本初公開。「YCAM爆音映画祭 2017」オープニング作品として、特別先行上映された。
高感度DCPプロジェクターを使って、8メートル以上のスクリーンに映し出されたマシュー・バーニーの映像。そして、客席を取り囲む40台以上のサラウンド・スピーカーから流れるジョナサン・べプラーの音楽。
以来、新作の制作に専念していたマシュー・バーニーが、2年の時を経た2019年、いよいよ自らが望んだ環境での実現へ。オペラ劇場での上映!
それこそが、国指定重要文化財の大阪市中央公会堂における、今夏の特別上映である。
日本語あらすじ (PDF)は、こちら
山口情報芸術センター(YCAM)のプレスリリースは、こちら
ミュンヘン・Haus der Kunstでのマシュー・バーニー個展パンフレットは、こちら
独語・英語で「RIVER OF FUNDAMENT(リバー・オブ・ファンダメント)」の説明が、無料ダウンロードできます。
ウェブ版「美術手帖」の記事は、こちら
2017年8月8日 ウェブ版「美術手帖」マシュー・バーニーによる映像オペラ、日本初公開に先立ちあらすじを公開!:
EYESCREAMの記事は、こちら
2019年8月21日 EYESCREAM「2017年下半期は、マシュー・バーニー作品にどっぷりと。」:
2019年 大阪市中央公会堂4K上映のページは、こちら
マシュー・バーニー
米・サンフランシスコ生まれ。アイダホ州ボイシで少年時代を過ごし、1989年にイエール大学卒業。以後現在に至るまでニューヨーク在住。
学生時代にアスリートだった経験から、アートの中で身体の限界と超越を探究。創作活動の初期より、映像や彫刻、写真やドローイング、パフォーマンスや身体表現とメディアを横断する作品群を発表している。
美術界にデビューすると同時にスターになり、1993年ヴェネチア・ビエンナーレのアペルト賞、1996年ヒューゴ・ボス賞など受賞多数。
身体に負荷をかけて素描するパフォーマンス《拘束のドローイング》シリーズを続ける中、記録映像にフィクション的な要素を加えたビデオ作品に行き着く。1994年から2002年までの8年間でフィルム作品シリーズ『クレマスター』サイクル全5章を発表。その5部作のうち3作品で、音楽家のジョナサン・べプラーと協働。
2005年ビョークが出演・音楽で協働したフィルム作品『拘束のドローイング9』を金沢21世紀美術館での個展でプレミア公開。同年「ベネチア映画祭」にも招待された。
ジョナサン・べプラーと共同制作した6時間の映像オペラ『RIVER OF FUNDAMENT(リバー・オブ・ファンダメント)』では、監督・制作のほか自ら出演するかたちを取っている。
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ)、金沢21世紀美術館(金沢)、ハウス・デア・クンスト(ミュンヘン)など世界各地の美術館にて個展を開催。
最新のシリーズ「リダウト」は、2016年から3年間かけたプロジェクトで、彫刻やインスタレーション、フィルム作品などで構成。その個展がイェール大学美術館(2019、ニューヘイブン)で開催され、UCCA(2019、北京)、ヘイワード・ギャラリー(2020、ロンドン)へと巡回。
フィルム作品『リダウト』(2018)は、東京都写真美術館ホールで日本プレミア後、「岡山芸術交流 2019」連携プロジェクトとして岡山のシネマ・クレールで上映。
ジョナサン・べプラー
米・フィラデルフィア生まれ。バーモント州ベニントン大学に在学中の1982年より、独学で楽器の演奏を始める。
多種の楽器を操り、作曲家のルイス・カーラブロ、音楽家のビル・ディクソン、ドラマーのマイルフォード・グレイブスらを通じて音楽を磨く。
リサ・ネルソンや田中泯との協働からパフォーマンスを学び、1997年マシュー・バーニーのフィルム作品『クレマスター5』に楽曲提供。1999年『クレマスター2』と2002年『クレマスター3』でも音楽を担当している。
2003年「越後妻有 大地の芸術祭」にて「つかの間のシンフォニー:丘陵と渓谷のための聖譚曲」を発表し、CDをリリース。
6時間の映像オペラ『RIVER OF FUNDAMENT(リバー・オブ・ファンダメント)』(2014)でも、マシュー・バーニーと協働。単なる音楽担当を超え、共同名義とした。
マシュー・バーニーの最新フィルム作品『リダウト』(2018)にも音楽で参加した。
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