マシュー・バーニーのフィルム『リダウト』(2018)に登場する人物は言葉でなく、身体表現でコミュニケーションをとっています。コリオグラファー・ダンサーのエレノア・バウアーが、その表現を監修しています。
その動きに関する見解から、ある動きを実際にやってみるのは難しい!という体験談まで、デモンストレーション付でゲストが語ります。ゲストはダンサー・パフォーマンスアーティストの砂山典子/ SNATCHさん。8/24(水)17:30〜上映後にトーク&デモを開催します。途中参加も可能ですよ。
Matthew Barney, Redoubt, 2018. Production still.
© Matthew Barney,courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels, and Sadie Coles HQ, London. Photo: Hugo Glendinning
マシュー・バーニー『リダウト』上映後トーク&デモ
【日時】2022年8月24日(水)17:30〜上映、19:45〜トーク&デモ
【会場】東京都写真美術館ホール(190席)
【住所】東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
【料金】1,600円均一(ゲストなし上映と同額)
【前売券】7/16(土)午前10時より販売開始。電子チケットのみの取扱。
【ゲスト】砂山典子/ SNATCH (ダンサー、パフォーマンスアーティスト)
*当日が誕生日です。終了後、別会場で参加自由のお誕生日パーティー(有料、実費負担)を開催予定。
砂山典子/ SNATCH (ダンサー、パフォーマンスアーティスト)
黒沢美香 & ダンサーズを経て、1990年より2008年までdumb typeのメンバーとして 全パフォーマンス作品を共同製作、出演、国内外で公演。
長期ブランクを経て2020年に久々の新作パフォーマンス [2020]を共同製作する。並行して、Choi Ka Fai、川口隆夫、余越保子、久家康秀等、多様なアーティストとの共同製作・共演数多。ソロワークに、ライブインスタレーション「むせかえる世界」を国内外で開催している。
SNATCH名義では、主にキャバレーカルチャーなど夜のクラブ活動にて、「違和感」をトリガーにお色気ブラックユーモアを盛り込んだエンターティメントなショウを国内外で展開。
近年は梅津和時、TETORAPOTZ、Boris等ミュージシャンとのセッションが増えつつある。これまでパフォーマンスで訪れた国は30余国に及ぶ。
マシュー・バーニー『リダウト』
原題:REDOUBT
2018年/アメリカ/134分03秒/4K DCP/7.1chサラウンド/台詞なし
制作・脚本・監督:マシュー・バーニー
音楽:ジョナサン・べプラー
撮影監督:ペーター・シュトリートマン
編集:キャサリン・マケリー
製作:マシュー・バーニー、セイディ・コールズ、バーバラ・グラッドストーン
プロデューサー:マイク・べロン
照明:クリス・ウィジェット
振付:エレノア・バウアー
プロダクション・デザイン:Kanoa Baysa
アートディレクター:Jade Archuleta-Gans
出演:
アネット・ワクター(ディアナ役):ライフル射撃米国代表選手
エレノア・バウアー(コーリング・ヴァージン役):振付師・ダンサー
ローラ・ストークス(トラッキング・ヴァージン役):ダンサー・アーティスト・コントーショニスト(曲芸師)
K.J.ホームズ(電気めっき師役):ダンスアーティスト・歌手・詩人・女優
マシュー・バーニー(銅板彫刻師役)
サンドラ・ラムッシュ(フープパフォーマー役):ネイティブアメリカン・フープダンスのパフォーマー
配給:トモ・スズキ・ジャパン
後援:アメリカ大使館
協力:Matthew Barney、Gladstone Gallery New York and Brussels、Angie Naoko
特集上映会 マシュー・バーニー『リダウト』プラス
現代美術家、マシュー・バーニー。彼のフィルム作品を特集上映する。その企画名は、マシュー・バーニー『リダウト』プラス。
マシュー・バーニーによる近作フィルム『リダウト』(2018)にプラスして、旧作の『クレマスター』サイクル全5部作(1994-2002)と『拘束のドローイング9』(2005)も上映。さらに加えて、『リダウト』と類似点がある他監督の映画4本も同時公開する企画だ。
特集上映会、マシュー・バーニー『リダウト』プラスはコロナ禍で一旦休止(延期)となったものの、2022年8月16日(火)より再始動が決定。9月4日(日)までの会期で、上映日は17日。会期中、休映日が3日。
再始動する特集上映会、マシュー・バーニー『リダウト』プラスの上映スケジュールは、次の通りです。全席指定で前売券(電子チケットのみ)は、7月16日(土)10:00A.Mより発売。
【会期】2022年8月16日(火)〜9月4日(日) 17日間
【休映】8/22(月)、8/29(月)、9/1(木) *終日上映はございません。
【会場】東京都写真美術館ホール(190席)
【住所】東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
【ゲスト】マシュー・バーニーは来日しません
8/19(金)18:00〜日本語吹替版『ウルフウォーカー』上映後トーク
ゲスト:角田裕志(オオカミ研究家、埼玉県環境科学国際センター自然環境担当/生物多様性保全担当)
聞き手:武村貴世子(ラジオDJ)
8/20(土)13:30〜マシュー・バーニー『拘束のドローイング9』上映後トーク
ゲスト:村上美知瑠(衣装作家、マシュー・バーニー『拘束のドローイング9』衣装担当)
8/24(水)17:30〜マシュー・バーニー『リダウト』上映後お誕生日トーク
お誕生日ゲスト:砂山典子/ SNATCH (ダンサー、パフォーマンスアーティスト)
8/26(金)18:00〜 サンリオ映画『星のオルフェウス』上映後トーク
ゲスト:藤村シシン(古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家)
聞き手:岡崎優子(編集者)
8/27(土)17:30〜アピチャッポン監督『ブンミおじさんの森』上映後トーク
ゲスト:清水宏一(サウンド・デザイナー、アピチャッポン監督作品サウンド担当)
【料金】全席指定、各回入替、均一料金(東京都写真美術館の割引を除く)
『リダウト』『クレマスター2』『ブンミおじさんの森』各1,600円
『クレマスター1』『クレマスター4』『クレマスター5』各1,200円
『クレマスター3』『拘束のドローイング9』各1,800円
『クレマスター』サイクル全5作通し券:5作品で7,000円
『星のオルフェウス』『はじまりへの旅』『ウルフウォーカー』:各800円
◎ゲストトーク付上映のみ特別料金
【前売券】電子チケットのみの取扱。2022年7月16日(土) 午前10時より販売
◎ 前売券は電子チケットのみの取扱となります。
◎ 前売券が指定の枚数に達した場合、当日券の発売はございません。
【予約サイト】上映日ごとに電子チケット購入サイトが違います。いつ、どの作品をご覧になるか、事前にご確認ください。
【上映スケジュール】特集上映会 マシュー・バーニー『リダウト』プラス
8月16日(火)
13:30〜 マシュー・バーニー『リダウト』
16:10〜 マット・ロス監督 ヴィゴ・モーテンセン主演『はじまりへの旅』(2016)
18:35〜 マシュー・バーニー『リダウト』
8月17日(水)
13:30〜 Appleオリジナル作品『ウルフウォーカー』(2020) 日本語吹替版
15:45〜 マシュー・バーニー『リダウト』
18:35〜 アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『ブンミおじさんの森』(2010)
8月18日(木)
13:30〜 マシュー・バーニー『リダウト』
16:30〜 サンリオ映画『星のオルフェウス』(1979)
18:35〜 マシュー・バーニー『リダウト』
8月19日(金)
14:45〜 マシュー・バーニー『リダウト』
18:00〜 Appleオリジナル作品『ウルフウォーカー』 日本語吹替版 ゲストトーク
8月20日(土)
13:30〜 マシュー・バーニー『拘束のドローイング9』ゲストトーク
17:30〜 マシュー・バーニー『クレマスター1』(1995)
18:35〜 マシュー・バーニー『クレマスター2』(1999)
8月21日(日)
13:30〜 マシュー・バーニー『クレマスター3』(2002) 途中15分の休憩
17:15〜 マシュー・バーニー『クレマスター4』(1994)
18:35〜 マシュー・バーニー『クレマスター5』(1997)
8月23日(火)
13:30〜 Appleオリジナル作品 アニメーション『ウルフウォーカー』 日本語吹替版
16:30〜 サンリオ映画『星のオルフェウス』
18:35〜 マシュー・バーニー『リダウト』
8月24日(水)
13:30〜 マット・ロス監督 ヴィゴ・モーテンセン主演『はじまりへの旅』
17:30〜 マシュー・バーニー『リダウト』 ゲストトーク
8月25日(木)
13:30〜 マシュー・バーニー『リダウト』
18:35〜 マシュー・バーニー『リダウト』
8月26日(金)
14:45〜 マシュー・バーニー『リダウト』
18:00〜 サンリオ映画『星のオルフェウス』 ゲストトーク
8月27日(土)
14:45〜 マシュー・バーニー『リダウト』
17:30〜 アピチャッポン監督『ブンミおじさんの森』 ゲストトーク
8月28日(日)
13:00〜 マシュー・バーニー『クレマスター1』
13:55〜 マシュー・バーニー『クレマスター2』
15:30〜 マシュー・バーニー『クレマスター3』
19:00〜 マシュー・バーニー『クレマスター4』
19:55〜 マシュー・バーニー『クレマスター5』
8月30日(火)
13:30〜 マシュー・バーニー『拘束のドローイング9』
18:35〜 マシュー・バーニー『リダウト』
8月31日(水)
13:30〜 マシュー・バーニー『リダウト』
16:10〜 マット・ロス監督 ヴィゴ・モーテンセン主演『はじまりへの旅』
18:35〜 マシュー・バーニー『リダウト』
9月2日(金)
13:30〜 マシュー・バーニー『リダウト』
18:00〜 アピチャッポン監督『ブンミおじさんの森』
9月3日(土)
13:00〜 マシュー・バーニー『クレマスター1』
13:55〜 マシュー・バーニー『クレマスター2』
15:30〜 マシュー・バーニー『クレマスター3』
19:00〜 マシュー・バーニー『クレマスター4』
19:55〜 マシュー・バーニー『クレマスター5』
9月4日(日)
13:30〜 マシュー・バーニー『拘束のドローイング9』
17:00〜 マシュー・バーニー『リダウト』
マシュー・バーニー『リダウト』プラス再開
米国の美術家、マシュー・バーニーのフィルム作品を特集上映するはずでした。マシュー・バーニー『リダウト』プラスと題した上映会を東京都写真美術館ホールで、2020年2月29日〜3月15日に行うべく準備を進めていたのでした。
最新作『リダウト』(2018)を中心に『クレマスター』サイクル全5部作(1994-2002)と『拘束のドローイング9』(2005)を組み込んだプログラムでした。
ところが、前売券が完売に近づいた頃、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、会場となる東京都写真美術館が臨時休館の決断を下します。それにともない、マシュー・バーニーの特集上映会も一旦休止(延期)を余儀なくされたのでした。
あれから2年が経過。その期間で感染症の対策を十分に施した上での文化イベントを試行してきました。然るべき時期が到来!2022年、マシュー・バーニーの特集上映会『リダウト』プラスを再始動させます。
出典:2020年2月26日付 ウェブ版「美術手帖
Matthew Barney, Redoubt, 2018. Production still.
© Matthew Barney,courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels, and Sadie Coles HQ, London. Photo: Hugo Glendinning
マシュー・バーニー
米・サンフランシスコ生まれ。アイダホ州ボイシで少年時代を過ごし、1989年にイエール大学卒業。以後現在に至るまでニューヨーク在住。
学生時代にアスリートだった経験から、アートの中で身体の限界と超越を探究。創作活動の初期より、映像や彫刻、写真やドローイング、パフォーマンスや身体表現とメディアを横断する作品群を発表している。美術界にデビューすると同時にスターになり、1993年ヴェネチア・ビエンナーレのアペルト賞、1996年ヒューゴ・ボス賞など受賞多数。
身体に負荷をかけて素描するパフォーマンス《拘束のドローイング》シリーズを続ける中、記録映像にフィクション的な要素を加えたビデオ作品に行き着く。1994年から2002年までの8年間でフィルム作品シリーズ『クレマスター』サイクル全5章を発表。その5部作のうち3作品で、音楽家のジョナサン・べプラーと協働。
2005年ビョークが出演・音楽で協働したフィルム作品『拘束のドローイング9』を金沢21世紀美術館での個展でプレミア公開。同年「ベネチア映画祭」にも招待された。
ジョナサン・べプラーと共同制作した6時間の映像オペラ『RIVER OF FUNDAMENT』では、監督・制作のほか自ら出演するかたちを取っている。
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ)、金沢21世紀美術館(金沢)、ハウス・デア・クンスト(ミュンヘン)など世界各地の美術館にて個展を開催。最新のシリーズ「リダウト」は、2016年から3年間かけたプロジェクトで、彫刻やインスタレーション、フィルム作品などで構成。その個展がイェール大学美術館(2019、ニューヘイブン)で開催され、UCCA(2019、北京)、ヘイワード・ギャラリー(2020、ロンドン)へと巡回。
フィルム作品『リダウト』(2018)は、東京都写真美術館ホールで日本プレミア後、「岡山芸術交流 2019」連携プロジェクトとして岡山のシネマ・クレールで上映。
ジョナサン・べプラー
米・フィラデルフィア生まれ。バーモント州ベニントン大学に在学中の1982年より、独学で楽器の演奏を始める。
多種の楽器を操り、作曲家のルイス・カーラブロ、音楽家のビル・ディクソン、ドラマーのマイルフォード・グレイブスらを通じて音楽を磨く。
リサ・ネルソンや田中泯との協働からパフォーマンスを学び、1997年マシュー・バーニーのフィルム作品『クレマスター5』に楽曲提供。1999年『クレマスター2』と2002年『クレマスター3』でも音楽を担当している。
2003年「越後妻有 大地の芸術祭」にて「つかの間のシンフォニー:丘陵と渓谷のための聖譚曲」を発表し、CDをリリース。
6時間の映像オペラ『RIVER OF FUNDAMENT』(2014)でも、マシュー・バーニーと協働。単なる音楽担当を超え、共同名義とした。
マシュー・バーニーの最新フィルム作品『リダウト』(2018)にも音楽で参加した。
マシュー・バーニー『リダウト』日本での上映歴
2019年10月31日(木) 東京都写真美術館ホール ハロウィンに日本プレミア
2019年11月1日(金) 東京都写真美術館ホール 日本プレミア!アンコール上映
2019年11月23日(土) 岡山・シネマ・クレール丸の内「岡山芸術交流2019」連携プロジェクト
2020年1月11日(土)〜1月19日(日) 東京都写真美術館ホール
2020年2月15日(土)〜2月21日(金) 大阪・シネ・ヌーヴォ
2020年2月28日(金)〜3月5日(木) 京都・出町座
コメント