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【転載】DEEP Listening NOWプレスリリース


【台風7号の影響により8/24(土)に開催延期】 

詩人、ラッパーのソウル・ウィリアムズ(Saul Wiliams)とFumitake Tamuraのライブセッションイベント「DEEP Listening」の開催が急遽決定

 

DEEP Listening NOW

DEEP Listeningとは、アメリカの作曲家、故 ポーリン オリヴェロス が考案した造語。


“聞くことに注意を払うことで、環境や音楽、音そのものとのつながりを体感すること” をインスピレーションに、詩人、ラッパー、作詞家、音楽家、俳優、映画監督であるソウル・ウィリアムズ(Saul Williams) と映画監督、女優のアニシア・ユゼイマン(Anisia Uzeyman)を迎えイベントを開催いたします。


“ 音楽は鍵のようなもの。その鍵を使って人々の心を開き、人々の心を癒すこともできます。

私は日々、音楽を作り、詩を書いています。それらは水、食料、空気と同じくらい私には重要なことです。その音楽がパンクロックで、たとえ怒りに満ちていたとしても、最も純粋な表現である音楽は、純粋な愛と同じものです。” ソウル・ウィリアムズ(Saul Williams)


「 聞く 」ということを大きく捉え、音楽を聴くということのみならず、違う文化の中で歩んできた人の歩みにも耳をそばだてて聞いてみる。そういった経験から、何気なく起こっている日常の新しい一面や、現実の捉え方の新たな視点を掴む体験ができるかもしれません。


プログラムは二人のトーク、ソウル・ウィリアムズ(Saul Williams)の言葉と音楽によるインプロヴァイゼーションセット、Fumitake Tamura のライブセットとソウル・ウィリアムズ(Saul Williams)とのコラボレーションライブ、ピアニスト、アンビエント・ミュージシャンのMasaya Kato のピアノを取り入れたパフォーマンスで進められていきます。


また、終演後には併設のミュージックバーにて、Fumitake Tamuraがレジデントを務める“Scenario Tokyo”を開催!スペシャルな一夜を是非ご堪能ください。


ページ下部と外部リンクにて、Fumitake Tamura によるソウル・ウィリアムズ(Saul Williams)への音楽、詩、映画や自身の活動についてのインタビューがございます。そちらも是非参照の上、ご掲載ご検討くださいませ。

 

DEEP Listening NOW


[出演]

Saul Williams

Anisia Uzeyman

Fumitake Tamura

Masaya Kato


[日時] 2024.8.16 FRI OPEN 18:00|START 19:00 CLOSE 21:00

[場所] BAROOM Minami-Aoyama

[料金] 前売¥5,000 当日¥5,500 *自由席/1ドリンク込み


共催:株式会社フェイス / Fumitake Tamura

お問い合せ : 田村文岳 buntamura@gmail.com


フライヤー写真、プロフィール写真リンク :

 

ソウル ウィリアムズ / Saul Williams

詩人、ラッパー、作詞家、音楽家、俳優、映画監督。

ウィリアムズは映画「スラム」 で俳優デビュー。デフジャムレコードのプロデューサー、ラッセルシモンズのHBO番組「デフ・ポエトリー・ジャム」(2002-2007)に出演。モデルとしても活躍するなど、多彩なアーティスト活動を現在でも行っている。

これまでに8枚のアルバムをリリース。Nas、The Fugees、Kanye West、Erykah Badu、KRS-One、De La Soul、DJ Krustといったアーティストや、詩人のアレン・ギンズバーグ、ソニア・サンチェスらと共演。

また、Virgil Abloh による LOUIS VUITTON 2021年のコレクション、「Peculiar Contrast, Perfect Light(独特なコントラスト、完璧な光)」にYasiin Bey (Mos Def)とともに出演。

 

アニシア・ユゼイマン/ Anisia Uzeyman

女優、劇作家、映画監督。ルワンダ生まれ。フランスの高等演劇学校で演劇を学ぶ。

監督デビュー作「Dreamstates」は全編がiPhoneで撮影され、ソウル・ウィリアムズが出演。2016年ロサンゼルス映画祭で上映された。

また、数多くのミュージックビデオも監督。女優としては、映画「Aujourd'hui-TEY」や、ゲティ・フェリン監督の長編作「Ayiti Mon Amour」(2017年トロント国際 映画祭で初上映)に出演。

自身のオリジナル脚本を詩的に表現した「Saolomea, Saolomea」を2021年に出版している。

 

Fumitake Tamura

東京出身のプロデューサー、音楽家。美しい作品は作家が持つお互いのアイデアの反射とそこからの影響から生まれる、という考えのもとに、数々のコラボレーションが進行中。

R.A.P Ferreira、5lackへの曲提供や、ピアニスト林正樹のアルバムへのエレクトロニクスでの参加、美術家さわひらきへの映像作品への音楽提供など、オリジナルサウンドと多数の楽曲提供との間の階層をゆるやかに往来する。

スペインの環境音楽家、Jason Kolàrとの共作アルバムがTaylor Deupreeのマスタリングを経てベルギーのレーベル DAUW からのリリースを予定している。

金沢21世紀美術館でのコンサート Under A Tree 企画、主催。

 

Masaya Kato

詩からの影響を強く受け、日常的な知覚・皮膚感覚から空間と個人の相関を通し身体が身体であり、個が個である前提からどこまで解放され得るのか、という主題を軸として据えつつ、これまでダンス・映像・朗読・演劇などとの共作に参加。青山学院大学在学時より作曲を開始し、これまで2013年に英Somehow Recordings、2015年に米Time Released Sound、2018年に英Whitelabrecsよりアルバムを発表。近年はフェンダーローズやホーナーピアネットといった音叉・金属板から発生する音をピックアップで集音するエレクトリックピアノを多用。

 

ショートインタビュー


 Fumitake Tamura(以下、FT) : 私は Elohim 1972 (エロイム) のレコードではじめてあなたの言葉を聞きました。英語も分からず、あな たの言葉をサウンドとして聞いていましたが、あなたの声とレコードから情熱を感じ、すぐにレコードを購 入しました。

あなたの今までの創作した、詩や音楽、映画、またあなたの社会運動の活動について、なぜ今あなたはその 場所に立っているのか、なぜそこに立つことが重要なのか教えて欲しいです。


Saul Williams(以下、SW) : 私が育った音楽の多くは、私の政治に影響を与えました。サウンドの独自性というものは政治的なも のでもあり、興味深いことに政治的な強い意見を持った私が尊敬するアーティストの多くは、新しいジャン ルの確立に貢献したと言われることが多いです。 アフロビートのフェラ・クティ、レゲエのボブ・マーリー、ヒップホップのパブリック・エネミー、グラン ジのカート・コバーン、ジャンルにとらわれないことが多かったニーナ・シモンのようなアーティストもそ うですね。


だから、私のサウンドを発展させるという事は、私の政治的思想を進化させることと密接に関係しています。私は音楽で実験したり探求したりすることが好きで、そういったことは社会的にも必要なことだと思っています。


私にとって音楽とは、常にリズムを探求し、新しいリズムを追い求めることでもあり、そのために私は早くからドラムンベースや他のポリリズムのフォーマットを実験をしてきました。


FT : 音楽、詩やあなたとAnisia が監督している映画と、あなたのアクティビズムはどのような関連があるの でしょうか。 あなたは自分の言葉を強く、より遠い場所へと届けるために、あなたの持っている多くの表 現手段をどのように組み合わせていますか。


SW : まず、私のアクティビズムは、私のアートに組み込まれています。 アートが持つ最も大きな可能性とその影響力は、人間の文化において発揮されるものだと私は信じていま す。

アートは、私たちが持っている思考、恐怖、感情を自分自身で理解する手助けをしてくれますし、私たちが孤独ではないということをアートを通して実感することで私たちに勇気を与えてくれます。また単に様々な事から逃避することの手助けもしてくれます、


また、私は自分のことを活動家だとは思っていません。私はただ、自分が持っている創造的な力を使い、自分にとって美しく、必要であり、重要だと思うものに自分自身を同調させているだけです。

クリエイターとして、私たちが書くことを選択した題材や、私たちが学びに注いだエネルギー、そして私達がこの広い世界の現実と築き上げているつながりが、私の芸術の糧となっています。


アニシアと私は、互いに情報を与え合い、刺激し合い、また補い合うような感覚を持っています。

人とつながりのあるアートを作りたい、という共通の思いや、情熱のないプロジェクトやストーリーにはエネルギーを注げない、などということも同じようにお互いがそれぞれ持っているものです。


どのように自身の言葉を遠い場所に届けているのか、という点についてですが、どうしても反対しなければいけないことには関わらないようにする、という事を私達が選択したいと考えているので、届けたいと思っているメッセージ、イメージ、アイデアなども慎重に吟味して選ばなければならないと思っています。


FT : あなたと以前メールで話していたとき、カリール・ジブラン の詩の一節を書き記してくれました。 私はそこから彼の『預言者』の邦訳を手に取り、読んでいます。 あなたにとって、詩を読んだり書いたりすることはどんな意味をもつのでしょうか。 またあなたの人生についてどのような部分を担っているのでしょうか。


SW : 詩は、私の感情、観察、思考を理解する場所のようなものを私に与えてくれます。 私の詩は複雑な数学の問題のようで、自分の考えの根底にあるものを探し出すようなものです。 詩は、自分の考えや価値観に問いかけ、それらを調和させ、そしておそらく最も重要な事としては、私に美 しさを表現するということを後押ししてくれます。


FT : あなたにとって音楽とは何でしょうか。音楽を生み出すということはあなたにとってどのような意味を 持っていますか。


SW : 音楽は私のインスピレーションの原動力 /土台となるものです。 私が最初に音楽の素晴らしさを知ったきっかけは、音楽におけるソングライターと呼ばれる人々でした。


その中のひとりであるフェラ・クティは、音楽は未来につながる武器だと語っていました。 我々は彼が言っていたその未来にいると、私は信じています。 また、資本主義、軍国主義、そして企業の支配を超えて、私たちが世界を理想に近づけるために戦うとき、 私達を前へと押し進める - 歌とリズム = 未来への武器 - が常に私達には必要です。


音楽は鍵のようなもの。その鍵を使って人々の心を開き、人々の心を癒すこともできます。

私は日々、音楽を作り、詩を書いています。それらは水、⻝料、空気と同じくらい私には重要なことです。その音楽がパンクロックで、たとえ怒りに満ちていたとしても、最も純粋な表現である音楽は、純粋な愛と同じものです。

 

『ネプチューン・フロスト』

ソウル・ウィリアムズ、アニシア・ユゼイマン共同監督


遠藤麻衣子監督 最新作『自在』(※短編) + 遠藤監督セレクトの併映3作品(⻑編1作+短編2作)と贈る 「人機の 情動/MAN MACHINE EMOTION 」 企画にて、ソウル・ウィリアムズ、アニシア・ユゼイマン共同監督による『ネプチューン・フロスト』 が、2024年8月10日(土)〜8月16日(金)、渋谷シアター・イメー ジフォーラムにて期間限定上映。


8月12日(月・祝)21:00〜上映後には、両監督によるQ&Aが開催された。

 

『自在』


シアター・イメージフォーラム :


『自在』日本初公開プレスリリース:


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